結論から
どちらもプロンプトから実際にインストールできるフォントを生成します。その時点で、世の中の大半の「フォントジェネレーター」より一歩先にいます。違いは対応範囲です。Lipi はラテン文字の枠内で動作し、YoFont は複数の文字体系にまたがるファミリーを生成します。実際に試したテスト(2026年7月)では、Lipi のメインのジェネレーターが出力したのは英語だけの文字セットで、宣伝されているグリフエディタでは実際にグリフを編集できませんでした。Lipi 自身の「81言語」ページも、その中身をラテン文字のグリフセット(拡張ティアで約260グリフ)と説明しています。YoFont は9つの文字体系にまたがる最大19言語を1つのファミリーで生成し、1回のプロンプトから3つのウェイトを作り、グリフ単位の AI 再生成と手動編集に対応、さらに CDN 埋め込みと公開 API / MCP を備えています。
項目別の比較
| YoFont | Lipi.ai | |
|---|---|---|
| 書き出し形式 | TTF、OTF、WOFF、WOFF2 | TTF、OTF、WOFF、WOFF2 |
| 文字体系 | 9種類(ラテン、キリル、ギリシャ、アラビア、ヘブライ、デーヴァナーガリー、中国語、日本語、韓国語) | ラテン文字のみ — 多言語ページの見出し自体が「81 Languages · Full Latin Script · ~260 Glyphs」 |
| テストで実際に生成できた言語 | 選択した言語を1つのファミリーで生成 | メインのジェネレーターでは英語のみのセット(2026年7月、実機検証) |
| 1回の生成で得られるウェイト | 最大3種類(Thin / Regular / Bold)を1つのプロンプトから | 1回につき1スタイル |
| グリフ編集 | すべてのグリフ: AI 再生成と手動調整、全文字体系で可能 | ベジェエディタを宣伝しているが、実機テストではグリフ編集が動作せず |
| 手書き・画像からの入力 | 可能 — 参考画像または手書きの写真 | 可能 — 画像からフォント、手書きからフォント |
| Web 埋め込み(CDN) | 可能 — フォントごとの @font-face URL | 提供なし |
| AI エージェント向け API / MCP | 公開 REST API と MCP サーバー | 提供なし |
| 無料枠 | 最初の1フォントは無料、クレジットカード不要 | フォントごとにクレジットを購入 |
公平を期すために
ラテン文字のディスプレイフォントだけが必要で、Lipi のマーケットプレイス型の仕組みが好みなら、これは正当なツールです。実際のフォントファイルを出力する数少ないサービスの1つでもあります。差が出るのは、プロジェクトにキリル文字、アラビア文字、CJK、複数のウェイト、実際に動くグリフ編集、Web 埋め込み、API が必要になった瞬間です。
